円形脱毛症と抜け毛の症状
円形脱毛症の症状と見極め方
円形脱毛症の様々な症状について解説しています。
「円形脱毛症かも？」と思った時の見極め方も挙げています。
単発型円形脱毛症
脱毛の仕方や場所などにより円形脱毛症はいくつかの種類に分けられます。
これらの種類によって円形脱毛の治療方針、完治期間など分かるので自分の症状と比べてみましょう。
まずは単発型円形脱毛症。
単発型円形脱毛症とは、円形脱毛症の中でも最も多く見られる症状です。コイン大程の大きさの脱毛が頭できます。
円形脱毛の箇所は1箇所から3箇所ほどになることもあり、円形脱毛に関しては兆候などはなく、ある日突然頭部に脱毛の跡を発見することになります。
男女ほぼ同じ割合で発症が見られますし、また発症する年齢としては子供から老人までと幅広く特に特徴はないのです。
単発型円形脱毛症の約６割の人は、特に何もしなくても自然と治っていますが、なかには症状が進行する場合もまれ見られます。
このような場合は適切な治療が必要になります。単発型円形脱毛症では知らないうちに円形脱毛になって、知らないうちに治ったというケースもあり、円形脱毛の跡などで分かることもあるのです。
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多発型円形脱毛症・全頭脱毛症
多発型円形脱毛症とは円形脱毛を繰り返す症状で、単発型円形脱毛症を様々な箇所に発症してしまう症状です。
多発型は、円形脱毛が２つ以上できたり大きくなったりします。一度完治しても再発してしまう可能性もあり、単発型円形脱毛症よりも手強い症状がみられます。
しかし多発型円形脱毛症は適切な治療さえすれば、半年から2年程で完治するケースも多いので落胆することなくきちんと治療をすることが大切です。
多発型円形脱毛症が進行してしまうと頭部全体の髪が抜けてしまうことがあり、多発融合型円形脱毛症といいます。
全頭脱毛症は頭部全体の髪の毛が全て抜けてしまう病気で、頭部の数箇所に出来ていた円形脱毛が次第に繋がり、最終的に全部髪の毛が抜けてしまいます。全頭脱毛症は治りにくい症状だといわれ、治療にかなり期間がかかるため精神的な負担も大きくなります。
また単発型円形脱毛症とは違い、髪の毛が全部抜けるので、周囲に病気ということを認識させることも必要です。子供がなることも珍しくないので、きちんと治療すれば治る病気だということを説明して、不安を取り除いてあげることが必要です。
汎発性脱毛症・脱毛症見極め方
汎発性脱毛症とは、頭髪だけではなく眉毛、まつ毛、髭、わき毛、陰毛等身体の全ての毛が抜け落ちてしまう病気で円形脱毛の症状の中では、最も重度の症状とされます。
汎発性脱毛症は以前は悪性脱毛症と呼ばれましたが、毛が抜け落ちる以外は身体に悪い所はないこと、悪性という言葉が癌を連想させるために、汎発性脱毛症という呼び方になったとのこと。
円形脱毛のように突然なってしまった場合、まずはその症状がただの抜け毛か円形脱毛症かを見極める方法があるので確認してみて下さい。
まず、円形脱毛症かどうかを確認するには、脱毛している箇所の形が境界がはっきりとしている円形、または楕円形をしているかを見て、異なれば円形脱毛症ではないかもしれません。
今度は脱毛している箇所の周辺の髪の毛を引っ張ってみます。この時痛みがなく、何の抵抗もなく簡単に抜けてしまう場合は円形脱毛症の可能性が高いようです。
次に抜けてしまった髪の毛を見てみましょう。抜け毛の毛根の部分が細くとがっていたり、明らかに健康な部分の毛と異なる場合は円形脱毛症の可能性が高いかもしれません。
ただこれだけで判断しないようにし、専門医に確認しましょう。
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